奄美大島
2023/06/18
おいらは、埼玉生まれ、30歳まで埼玉で過ごし、それから妻の出身地の奄美に引っ越した。
海なし県から、海に囲まれた島国へと勢いだけで旅に出たわけだ。
島では、養鶏場で働き、家族と自然に囲まれ、少しづつ暮らしに慣れはじめていた。
ただ、田舎では、集落作業や、消防団、体育協会、PTAと様々な行事が休みの日に入ってくる。
それに参加しなければ、村八分になる可能性もあり得るシビアな環境だ。たまに、島はスローライフで
のんびりしてるんでしょ?と言われるが、まずそんなことはなく、むしろ埼玉にいた時の方が暇があった。
そんな生活は続き、38歳になったオイラは、ひょんなことから兄の仕事を手伝うために埼玉へと舞い戻った。
もちろん期間限定で、家族3人は奄美に残してだ。
電気施工店を営む兄の会社で事務をして2ヶ月ちょっと経つのだが、時間の流れが変わったのがよくわかった。
時間が経つのがまぁ遅い。。
慣れない環境で、慣れない作業、それに家族と離れていることが影響しているのだろうか。
ただ、ここへ来る前は『また、埼玉で暮らしたいなぁ』という気持ちが少しあったのだが、2ヶ月経った今は
自分は奄美で暮らしていこうと覚悟が決まった。
そういった意味では、今回の埼玉での生活は意味有るものになったなと感じた。
島の田舎特有の習慣、人間性、様々な負の部分は有るものの、助け合いの心は素晴らしいものがあるし、
自分もそれを見習い、もっと島に溶け込んでいきたいと思った。
なにもないけど、自然がある島。
そんな奄美大島で
人生を終えるのも素晴らしいことかな。